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僕のリガチャー遍歴

意外にこの記事が読まれているので、内容を少し纏めてみました。

普段はアルトサックスがメインですが、ソプラノ、テナー、バリトン、クラリネットのリガチャーも感想を書いていきたいと思います。

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・ロブナー エディーダニエルズモデル(アルト用・テナー用

初めて買い換えたリガチャー。アルトなのに、テナー用を購入。

理由は何だったかな・・・多分アルト用の在庫がなくてテナー用でも入ったからだと思います。

音色は太くなる印象。楽器を始めてから一年ほどで購入。

初めてリガチャーを変えて吹き心地と音色が変わるなと思いました。

プレートを入れるか入れないかで音の重さが変わります。
個人的にはプレートなしの音が好きです。

今のエディダニエルズモデルはナイロンぽい素材ですが、僕のは古いのか革っぽいです。

なぜかうちにはこのリガチャーが4つあります。
(1つがアルト用、残り3つはテナー用)

今はアルト用がクラリネット用として、テナー用はテナーとしてたまに使っています。

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・フランソワルイ(アルトラバー用/テナーメタル用)

大学3年生の時に購入。

その後しばらく使っていました。今でも割と使っている人を見かけます。

質量が軽く素直な音の印象。シルバーはブラスよりも少し音が締まるように感じます。よく鳴るため、シルバーの方を使って音を纏めていました。

一時期、テナーメタル用をソプラノのラバーのマウスピースに使っていました。

今はアルト用は生徒さんに譲ってしまいました。テナー用は手元にあります。

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・ブルズアイゴールドプレート(アルト用/テナーラバー用)


中古で購入。

バランサーという重りを付けているのでリガチャー自体の質量がアップして音も太くなる感じ。

なんせパワーが出ます。あと、ゴールドプレートなので、音もかなり華やか。

ビッグバンドのリードやホーンセクションにはぴったりだと思います。

結構明るい音で購入当時は気に入って使っていました。

今は同じくアルトサックスの武藤君に使ってもらってます。

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・セルマーノーマルタイプ(順締めブラス/シルバー アルト用・クラリネット用・ソプラノ用・テナー用)

旧タイプの順締めのタイプ。昔楽器買ったら付いてきたやつですね。
なんだかんだでかなりいい音。

色々迷って浮気しても、最終的にはコレに戻ります。

質量自体も軽く、マウスピースとリードのいい部分を引き出してくれます。と言うか、余計な味付けがなく、セッティングの「素」の部分を音にしてくれます。

MADE in FRANCE

と、inが小文字になっている分は、順締めの中でも年代的に古くサウンドも良いです。

これをオークションで見つけては買い、サブとしてストックしています。

(ネジにグリスを少し塗って、歪んでいる場合は形を整えると凄く鳴るようになります。)

ニュートラルな音の割に、個体差があります。
個体差と言ってもマイナスな意味ではなく、音の柔らかさや吹きごたえがそれぞれ違います。

余談ですが金属リガチャーは逆締めより順締めの方が好きです。

シルバーは少し音が締まる気がします。

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・メイヤー純正(アルト用)

ニューヨークメイヤーの頃のリガチャー。MEYERのロゴが入ってます。
素材も作りも良くて、現行品のリガチャーとはいい意味で比べ物になりません。

Selmer純正よりも音の印象が少し柔らかいです。

たまに使っています。

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・ウッドストーン(KODAMA2)

革の逆締めタイプ。中古で購入。

昔はこのタイプのリガチャー見るとすぐ試していました。

リードに当たるプレートがグラナディラという木でできているそうな。

柔らかい音です。革系リガチャーに共通するのは、余分な成分をカットしてくれること。ただ、響きまで失ってしまいやすいので、バランスの取れたセッティングが必要に感じますが、これは振動も殺されず綺麗に響きます。

四年ほど前までしばらく使っていました。

今は、たまにクラリネットのリガチャーとして使っています。

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・コンソリ(アルト用・バリトンメタル用)


またまた逆締めの革タイプです。

これも、中古で購入。定価がもともと安いのもあって2000円ぐらいで買った気がします。

素材はナイロンかな?リードに当たるプレートも樹脂のような感じ。

良い具合におさえがきいて高音の硬い成分がカットされます。

一時期ソプラノにもコンソリを使っていましたが滑らかで倍音も多く、響きも損なわれにくい気がします。

アルトではちょっと音量が足りないのでビッグバンドには不向きかもと思い止めました。

バリトンのメタルでは嫌な倍音をカットしてくれる感じで程よくマイルドになります。

結構長いこと使いましたが、今年の年始に壊れました。⇒修理して、後輩に譲りました。

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・ボガーニ(ブラス、シルバープレート)

ジョーロバーノが使っているものの復刻版。

ジョーロバーノが使っているからっていうのが、購入の理由の半分ぐらいを占めています。僕は彼のファンなもので。

なんせ、通販で試奏せずに買いました。

純正品はセルマーが作っていたらしい。見たことないけど。

すごく柔らかい音。逆に柔らかすぎるかもというぐらい。

少し芯が弱いかな?

反応はかなり軽いですが、セルマー順締めに比べると色々劣るかな。

サイズが色々と変えられて、たまにクラリネットやテナーに使っていますが、レギュラーにはなれず、、、

シルバーはバリトンのラバーに使っていましたが、今は眠っています。

全て売ってしまいました。

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・Vandorenレザー(アルト用・ソプラノ用)

どこでも置いてるのになぜか東京で購入。

余計な倍音がカットされる印象。
皮系のリガチャーは程よい抵抗感がつくので、僕は個人的に好きです。(鳴りが損なわれるのは好きではないですが)

リードに当たるプレートは3種類あって、茶色のプレートは柔らかくしなやか、金属プレートは反応がよく少し明るい、黒のプレートは芯があり、クラシカルな響きです。

今はアルト用のものをクラリネットのリガチャーとして使っています。

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・Vandorenマスターズ(アルト用)

Aizenからマウスピースカフェにマウスピースを変えた時期に「とにかく質量の軽いリガチャーが欲しい」という事で、尼崎の福永管楽器で在庫になっていたコレを発見。値段も安い。

ドナルドハリソンとかが使ってたような。

とにかく軽いので良く鳴ります。ブラス製なので、余計な色も付かず。、

が、僕は逆締めのリガチャーは息の重心が上ずってしまう気がしてあまり合わずすぐに使うのを止めてしまいました。

あっさりとお蔵入りです。

⇒生徒さんに譲りました。

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・謎のリガチャー(アルト用)

中国制でしょうか

オークションで800円で買ったのですが、意外に音が良いです。多分まぐれ当たりだと思います。

順締めのリガチャーで、見た目はBAYのリガチャーのように網目で彫刻のような模様があったりします。

マウスピースの付属のリガチャーにありがちな軽さはなく、ネジの作りもしっかりしています。

しかし、まさかこんな良くわからないリガチャーが良い音するなんて、、、別の記事で説明しています。

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・Silverstein Prelude(ソプラノ用)

高級リガチャー、シルバースタインの廉価版?であるプレリュードのソプラノ用です。
NASAの火星探査機に使われているのと同じ紐・・・とかだったかな?

確かにスムーズに音が出る、程よく円やか。

紐系のリガチャーってどんな音がするのか?と思いますが、金属よりエッジが立たず、皮よりもパリッとするというか、僕はかなり良いと思っています。

今はソプラノのラバーに使っています。

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・Silverstein T-Flame(クラリネット用)

こちらもシルバースタインの廉価版であるT-Flameのクラリネット用です。

マイルドで明るくなりすぎず好みのサウンドです。

タケコプター型?の高い方の3分の1ぐらいの値段で買えるんじゃないでしょうか?

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・バンブーリガチャー(クラリネット用)

こちらも紐で締めるタイプです。

音も円やか、音量も出て、アーティキュレーションもつけやすく、安いわりにかなり優秀です。

クラリネットとアルトサックス(細身)にたまに使っています。

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総評

かつては革系リガチャーを好んで使っていました。

昔は狭めのオープニングに固いリードで吹いていたため、吹きごたえが比較的軽く

そういう意味で少し抵抗がある革タイプを好んで選んでいました。

過不足を補うのがリガチャーの役目なので。結局はトータルのバランスだと思います。

ソプラノ→シルバースタインのプレリュード
アルト→セルマーの純正リガチャー
テナー→マーマデュークの逆締め
バリトン→ベルグラーセンの純正
クラリネット→シルバースタインのTフレーム

を使っています。

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by rorosax | 2014-05-20 00:47 | 楽器のこと | Comments(0)  

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